音楽と健康アワード「音健アワード2019」日本には、笑顔と健康を届ける「音楽レク」がきっとある!
音楽と健康アワード「音健アワード2019」日本には、笑顔と健康を届ける「音楽レク」がきっとある!

音健アワード2019受賞作品

最優秀賞
認知症予防!金太郎体操登米市ODK15(宮城県)

一般部門受賞者

作品タイトル 応募者
優秀賞 下肢ゆったりほぐし&キュッキュッと引き締め体操~明日があるさ~ Rainbow Colors(大阪府)
つげさん認知症予防教室 大阪河﨑リハビリテーション大学
認知予備力研究センター(大阪府)
最優秀賞 認知症予防!金太郎体操 登米市ODK15(宮城県)
優秀賞下肢ゆったりほぐし&キュッキュッと引き締め体操
~明日があるさ~
応募者 Rainbow Colors
使用楽曲名 明日があるさ/坂本九
音楽レクリエーションの内容 主に下半身の筋力をアップさせる、ロコモ予防体操です。
認知症が進み、外出がままならなくなると陥りがちなサルコペニアを予防するため、シニア世代なら誰もが耳にした坂本九さんの名曲『明日があるさ』に合わせて、下半身の筋力を鍛えます。
曲を聴くことで、回顧記憶を呼び覚ます効果もあります。
6番まである歌の1番ずつに1ポーズを充て、6ポーズで下半身全体を動かします。
歌の後半サビの部分はそのポーズからさらに運動強度を上げたポーズをとることで、段階を上げての筋力アップを図ります。
元気高齢者向けに、90分プログラムの中の1コンテンツとして取り組み、定期的に実施しています。
参加者の反応 およそ2000人の方が実施されました。
動き自体はごくごく一般的なロコモ予防体操ですが、歌に対しての反応が良く、歌いながら下半身を動かされる方も多数いらっしゃいました。
座位で行うので、6番までという長く感じられそうな曲でも無理なく動いていただけたようです。
1番→6番へ段々と運動強度が上がっていきますので、要介護の方などに実施する場合は、3番まで、4番まで、などというように途中までにしても良いな、と思いました。
優秀賞つげさん認知症予防教室
応募者 大阪河﨑リハビリテーション大学
認知予備力研究センター
使用楽曲名 つげサンバ つげさん体操(貝塚市民の歌) 狙い撃ち 明日があるさ
音楽レクリエーションの内容 つげさん認知症予防教室は、運動による認知症予防と認知機能の改善を目的に有酸素運動、筋力増強運動の要素や異なる運動を同時に行うデュアルタスクトレーニングをご当地ソングの体操で実施している教室です。加えて今年は、泉州地域の特産品であるタオルを活用したタオル体操を追加して、3ヵ月間、週1回(1時間)の教室実施を行い、その後の自主化のための運動強度別のDVDを無償配布して自主グループの形成を促進しました。
参加者の反応 3ヵ月間の運動により、全般的認知機能の改善や筋力、筋量、2ステップ値(最大歩幅)の改善が見られました。昨年は自主グループの数を沢山増やすことを目的としていましたが、1年後の継続率が10%以下と低かったために自治体と連携し、公的な施設における自主グループの形成を促進し5つの規模の大きな自主グループの形成を行いました。また、参加者の88%が楽しんで継続することが出来ました。
最優秀賞認知症予防!金太郎体操
応募者 登米市ODK15
使用楽曲名 金太郎体操
音楽レクリエーションの内容 宮城県登米市中田町老人クラブ女性部を中心に結成された『ODK15』は平均年齢78歳。地域に笑いと元気を届け、その活動を通して自分自身が健康であることをねらいとして活動しています。
今回音楽レクリエーションとしてご紹介するのは現在ブームになっている金太郎体操です。誰もが親しみをもつ金太郎。その楽曲に合わせた簡潔明瞭な体操は子ども達にも人気が高く、終了時には世代を超えた一体感と達成感を味わうことができるように構成されています。異世代交流や心温まるふれあいは脳を刺激し心と体の健康に大いに役立っています。体操をきっかけに本来苦労するはずの男性の社会参加の推進や地元の幼稚園、保育所と連携がはかれコミュニティの構築にも役立っていますがここまで推進できたのは社会福祉協議会の支援があったからです。
参加者の反応 メンバーたちは集うことの楽しさ、伝える喜びを感じながら、金太郎体操の本来の目的であるロコモ予防と認知症予防効果を得ています。その様子は実に楽しそうで生き生きとしており仲間との協調性や、グループ内の充実を図ることもできました。幼児にとっては先生方から「この体操なら自分たちも覚えやすいし、子ども達も楽しく覚えられる!」との声もあがり、幼児期の動きづくりと体ほぐしに役立っています。
メンバーたちは慰問や会合に出向き「体操の伝達者」の役割を担い、高齢者ボランティアのお手本にもなっています。人との結びつきは、老若男女、登米市に留まらず、ネットワークを広げました。今回の取り組みは地域をつなぐ「金太郎ハーモニー」と言えるものでメンバーたちの生きる力と明日への活力になっています。

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